秋の風物詩と言えば【中秋の名月】
暑さも少し和らいで、一年で最も月がきれいに見える日と言われています。
旧暦の8月15日が【中秋の名月】で、2023年は9月29日です!
そこで今回は、中秋の名月が、どの時間帯にどの方角に見えるのか調査しました!
また【中秋の名月】の豆知識や楽しみ方も併せてご紹介しますね(*^-^*)
2023年中秋の名月が見える方角は?
引用元:つるちゃんのプラネタリウム
それではまず、中秋の名月がどの方角に見えるか確認しましょう!
中秋の名月は、ほぼ満月に近い月で、満月頃の月は、
太陽が西へ沈むころ、東の空から見えてきて、南を通って西へと沈んでいきます。
【中秋の名月】の方角は、ピークの時間帯は南中になるため、
南を向いて、東から西に向かって空を見ていけば、見付けることができますよ(*^-^*)
2023年中秋の名月が見える時間帯は?
月の見える方角が分かったところで、一体どの時間帯に月がよく見えるのかチェック!
日本の国立天文台が発表している、9月29日の、月の出・月の入り時間を確認すると、
月の出は、一番早い札幌で【17:26】、一番遅い那覇で【18:22】です。
月の入りは、一番早い札幌で30日の【6:03】、一番遅い那覇で30日の【6:53】です。
どの地域でも、12時間30分以上月が出ていることになりますが、
周りに高い建物がある場所では、月の出・月の入り時間に
月を見ることはできませんね…。
周りに高い建物がある場合は、月が一番高い南中にあるピークの時間帯、
東日本では【23時半~0時前】頃、西日本では【0時過ぎ~0時半】頃がおススメです!
中秋の名月・豆知識!
それではここで、【中秋の名月】がもっと楽しくなる、
豆知識をご紹介します!
中秋の名月とは?
【中秋の名月】は、【お月見】とか【十五夜】とも言いますが、
一体、どのようなものなのでしょうか?
中秋の名月を説明するには、旧暦(太陰暦)の話になります。
現在使用されているカレンダーは、新暦と呼ばれ、
太陽の動きを基準に暦が決められていますが、
旧暦は、月の満ち欠けを基準に暦が決められていました。
つまり、新月の日がその月の【1日】で、満月の頃がその月の【15日】となり、
また新月になると、カレンダーの月も新しい月に変わります。
旧暦の秋は、7月・8月・9月を指していましたので、
その真ん中である、旧暦の8月15日が【中秋の名月】と呼ばれるようになったのです!
中秋の名月がキレイに見える理由は?
【中秋の名月】が、ほかの満月よりきれいに見えると言われているのは何故でしょうか?
その理由の一つ目は、空気中の水蒸気量が、暑い夏場に比べて少ないこと。
空気中の水蒸気の量が多いと、月がぼやけて見えてしまうのに対し、
秋は乾燥して空気が澄んでいるため、月がはっきりと見え、
明るさも増したように見えるのです。
そして、もう一つの理由が、月の高さ。
中秋の名月の軌道が、低過ぎず高過ぎないという特徴があるため、
昔の人は、月がきれいに見えると感じていたようですよ!
中秋の名月は満月じゃない?
【中秋の名月】と言えば、まん丸お月様を見上げるイメージですが、
実は、毎年満月という訳ではありません…。
しかし、2021年~2023年は、3年連続で満月と重なるという稀な現象が起きており、
2023年の【中秋の名月】はちょうど満月の日と重なる最後の年なので、
正真正銘、まん丸のお月様を見ることができます!
来年の【中秋の名月】に見えるお月様は満月ではありませんので、
今年は貴重な【中秋の名月】になりますよ(*^-^*)
中秋の名月の楽しみ方は?
【中秋の名月】ただ月を見上げるだけでも風流ですが、
せっかくなら【中秋の名月】をもっと楽しいイベントにしてみませんか?
月見団子を飾ろう!
引用元:デジャブロ.com
お月見と言って、すぐに思い付くのは『月見団子』ではないでしょうか。
穀物の収穫に感謝して、お米で作ったお団子お供えします。
月見団子の数は、十五夜にちなんで15個なんだとか!
略して5個、または1年の満月の数である12個(年によっては13個)でもいいとされています。
月見団子の形は、地域によって異なるようですので、
自分の住んでいる地域に合わせたお団子を用意するのもいいですね(*^-^*)
ススキを生けよう!
お月見の時にススキを生けるのは、
収穫への感謝の意として、本来は稲穂をお供えしたいところ、
稲刈り前なので、稲穂に似たススキを用いるようになったと伝えられています。
また、ススキには邪気を払う力があると考えられていたため、
中秋の名月のススキには、災いなどから収穫物を守り、
次の年の豊作を願うという意味も込められています。
芋や旬の野菜・果物をお供えしよう!
中秋の名月は、里芋やサツマイモの収穫時期でもあることから
『芋名月』とも呼ばれています。
そのため、イモ類の収穫を祝い、お団子やススキだけでなく、
お芋も一緒にお供えすると良いでしょう!
ほかにも、旬の野菜や果物を一緒にお供えすることが多いようです。
ブドウなどのツルのあるものは、月と人とのつながりが強くなる
縁起のいいお供え物とされています。
2023中秋の名月が見える方角と時間は?0時前後の南の空がベスト!まとめ
2023中秋の名月が見える方角と時間は?0時前後の南の空がベスト!についてまとめます。
- 【中秋の名月】は、南を向いて、東から西に向かって空を見ていけば、見付けることができる
- 【中秋の名月】を見るのにおススメの時間は、東日本では【23時半~0時前】頃、西日本では【0時過ぎ~0時半】頃
- 旧暦の8月15日が【中秋の名月】(2023年は9月29日)
- 【中秋の名月】が一年で最もキレイと言われる理由は、空気中の水蒸気量と、月の高さに理由がある
- 【中秋の名月】は、毎年満月という訳ではないが、2023年の【中秋の名月】は満月の日と重なる!
- 【中秋の名月】には、月見団子やススキ、芋や旬の野菜を飾って楽しむ方法もある!
毎日忙しくて、空を見る機会は少ないかもしれませんが、
9月29日は、一年で最も美しいと言われる【中秋の名月】を
ゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょうか(*^-^*)
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