近頃、家計の大きな負担となっている食料品の値上げ…。
いろいろな食料品が値上がりしていて、
『収入は増えないのに、支出は増えていく…』
と嘆いているのは、私だけではないはずです。
しかし、値上げよりも深刻な問題が浮上しています。
それは『食糧危機』!!!
今は、価格が上がっているとはいえ、
スーパーへ行けばたくさんの食料品が並んでいて、
お金を払えば、欲しい商品を購入することができます。
そんな当たり前のことが、
今後できなくなるかもしれないと言われています。
スーパーへ行っても、コンビニへ行っても、
どれだけお金を出しても、食べ物が買えなくなるなんて…
心配性な私は、想像しただけで、不安ばかりが大きくなります。
少しでも安心できるように、食料品を備蓄したいけれど、
どのように備えればよいのでしょうか?
食糧備蓄は全くしたことのない私が、
食糧危機に備えて、備蓄しておいた方が良いと思われるものを調べてみました!
備蓄に向いている食料品は?
今回ご紹介する備蓄については、パンデミック(※1)や戦争に伴い、
サプライチェーン(※2)が混乱することで起こる食糧危機を想定しています。
そのため、自然災害での食糧危機とは異なり、
ライフラインは使用できる前提でご紹介しますね!
(※1)パンデミックとは・・・ある病気(感染症)が世界中で大流行すること。
(※2)サプライチェーン・・・製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れのこと
まずはローリングストック法で備蓄開始!
『ローリングストック法』とは、
いつも食べている食材や食品を多めに買っておいて、
普段の食事で消費したら、使った分を補充し、
つねに一定量を家庭に備蓄するというものです。
普段使っている食材・食品をストックするので、
消費期限を気にしなくても、自然と備蓄できるというメリットがあります。
長期保存できる非常食は、いざというときに期限が切れていたり、
食べ慣れないため、口に合わなかったりします。
『ローリングストック法』は、普段購入するものを
少し多めに買ってストックしておくだけなので、
私のように食糧備蓄をしたことのない人にとっては、
始めやすい方法かと思います。
まずは『ローリングストック法』で備蓄をスタートしましょう!
普段の主食は絶対!
食糧が手に入らなくなっても、
絶対に必要なのは主食ではないでしょうか。
主食から摂取できる炭水化物は、脳や神経系に必要なエネルギーですので、
不足すると、ストレスを感じやすくなってしまいます。
食糧危機が起こるような状況下では、
不安やストレスを感じやすい状況にあるでしょう。
少しでも安心して、穏やかに日々を過ごすためにも、主食は欠かせません。
それぞれの家庭で、主食にしている食材は異なりますが、
我が家の主食は『米』なので、お米の備蓄は絶対です。
それと同時に、麺類を食べる機会も多いので、
パスタやそうめん、蕎麦やうどんいった乾麺。
お好み焼きやパンを作るのに使える、小麦粉や強力粉も備蓄必須です。
タンパク質を取るには缶詰がおすすめ!
肉や魚、大豆や乳製品から摂取できるタンパク質が不足すると、
『筋肉量の減少』『肌や髪のトラブル』『集中力・思考力の低下』
などが引き起こされますので、タンパク質も毎日摂取したいですよね。
生の肉や魚は、日持ちしないため備蓄するのは難しい…
そこでおすすめなのは、缶詰の備蓄です!
缶詰もそのまま食べていると、数日で飽きてしまいますが、
我が家では、普段でも缶詰を使って料理しています。
『サバ缶』と野菜で煮物、
『焼き鳥の缶詰』を卵でとじて親子丼、
『コンビーフ』や『スパム』で炒め物、
『ツナ缶』で炊き込みご飯を作ったり、和え物を作ったりと、
簡単でおいしいレシピはたくさんあります!
ライフラインが使える状態なら、
ひと手間加えるだけで、飽きの来ない食事が作れますので、
いろいろな種類の缶詰を用意し、
普段の食事から取り入れてみてはいかがでしょうか。
そうすれば、ローリングストック法の一部として、
缶詰は大活躍してくれること間違いなしです!
野菜は冷凍かフリーズドライで!
野菜も毎日摂取したい食材ですよね。
でも、肉や野菜同様、生の野菜は日持ちしないため、
長期に及ぶ食糧危機に備えるのは難しいかも…。
しかし、ライフラインが使えるからこそできるのが冷凍保存!
野菜が高騰しても、すぐに値上がりしなかったため、
我が家では普段からストックしていました。
「意図せずストックしていた!」と思っていましたが、
冷凍したものが1年程度品質を良好に保つには、マイナス18℃以下の環境が必要だとか…。
家庭の冷凍庫は、開け閉めも多くなりますので、さすがに1年は難しいかもしれません…。
そこで次なる野菜備蓄に最適な商品を発見!
それがフリーズドライです。
フリーズドライの野菜スープやみそ汁は、
スーパーやコンビニなどでも簡単に手に入るので、
備蓄として用意しておくといいですね!
買い置きだけでは無理がある?
災害用であれば、政府が支援してくれるまでの
数日間を過ごせる分だけ用意すれば済む備蓄ですが、
食糧危機で食品が手に入りにくくなった場合を考えると、
数か月どころか、数年分の備蓄が必要になります。
備蓄するには、保管場所も必要ですし、
備蓄した食材はどんどん減っていく一方なので、
他の方法も考えておかなければなりません。
そこで、食糧を備蓄するほかに、
何を用意すれば食糧危機に備えられるのか考えました!
固定種を購入しておくことも検討しよう!
食糧危機に備えて、家庭菜園を始めている方がいました!
都内賃貸マンションに住んでいる私も、
ホームセンターで購入したトマトやキュウリ、ピーマンの種を、
子供と一緒にベランダで育てたことはありますが、
食糧危機に備えられるほどの収穫はありませんでした…。
調べて分かったことは、ホームセンターなどで売っている種は、
『F1種』と呼ばれるものなんだとか。
『F1種』は、強くてたくましく、育てやすいというメリットがある代わりに、
育てた作物から自家採種は出来ず、一回限りで終わってしまうそうです。
スーパーで売っている野菜も、この『F1種』で作られたものが多いため、
買ってきた野菜の種を取って植えても、芽は出ません…。
(子供のころ、スイカの種とか植えたことありませんか?
どんなに丁寧に育てても、芽が出なかったのは、このせいだったんですね…(-_-))
種を採って次回も栽培するためには『固定種』の種を購入する必要があります。
食糧危機に備えている人は、すでに『固定種』を購入し、育て始めていました。
食材の備蓄だけではなく、継続して食材を得るためにも、
早いうちに『固定種』の種を購入して、上手に育てられるようにするのも大切です!
物だけでなく知識を備えよう!
自分で育てたり、作ったりしなくても、
簡単に食べ物が手に入る時代に育っている私たちは、
圧倒的に知識が足りていません…。
一度調べれば分かることも、必要に駆られなければ調べませんし、
食糧危機になってから調べたのでは、遅いこともあります。
(固定種についても、食糧不足になってから調べていたら
きっと購入することはできないでしょう…。)
食糧備蓄というと、長期保存のきく食品をどう保管するかに目が行きがちですが、
知識を身に付け、備えることも大切ですね!
長期戦だからこそ備えたい嗜好品!
命を長らえるためだけの食事では味気ないですよね…。
精神的に安定した日々を過ごすためにも
『嗜好品』は用意しておいた方が良いでしょう。
晩酌好きならお酒を用意するのも忘れずに!
食糧危機になれば、毎日晩酌するのは難しいかもしれませんが、
週1回くらいの楽しみは欲しいですよね!
普段飲んでいるお酒を多めに用意して、
『ローリングストック法』で取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただ…ストックしてあるからと、
多めに飲んでしまわないように気を付けましょうね!
子供の笑顔にはお菓子が最適!
甘いお菓子は、子供だけでなく、大人も好きな人は多いですよね。
疲れているとき、気持ちが落ち込んでいるとき、
チョコレートを一口食べるだけでも、元気になれたりします!
飴やガムなどは、ストックしてもそれほど場所は取りませんので、
ぜひ用意してあげましょう(*^^*)
好みの嗜好品を備蓄しよう!
私が絶対に用意したいのは『インスタントコーヒー』です。
お酒はほどんと飲まないので、アルコールは備蓄リストには載せませんが、
コーヒーは毎日必ず飲むので、食糧危機になっても、
インスタントでもいいから、たまには飲みたい!
我が家の子供たちは、食糧危機になってもフルーツが食べたいそうです。
フレッシュなフルーツは難しいですが、フルーツ缶なら用意できます。
家族で話し合って、それぞれの家庭で用意したい嗜好品を
備蓄リストに入れておきましょう!
食糧危機に備える!0から始めるおすすめ備蓄リストまとめ
近い未来に来るかもしれない食糧危機に備え、
0から始めるおすすめの備蓄リストについてまとめます。
- ローリングストック法は初心者も始めやすい
- 主食の炭水化物は絶対に必要!
- タンパク質は缶詰でストックするのがおススメ
- 野菜は冷凍かフリーズドライで!
- 長期戦に備え、固定種を育ててみる!
- 今のうちから知識を備えるのも大切
- 精神安定のために嗜好品も用意しよう!
コロナ感染拡大によるロックダウンや、
ロシアによるウクライナ侵攻、自然災害など、
私たちの周りでは、思いもよらないことが多く発生しています。
ただ未来を不安に感じるだけでなく、
少しでも日々安心して生活していくために、
できる備えから始めてみてはいかがでしょうか(*^^*)
コメント