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2022ボジョレーヌーボー値上げの原因は世界情勢!?やむ負えず…

イベント

ワイン好きだけではなく、普段ワインを飲まない人でも楽しみに待っている

1年に1度のお祭り『ボジョレーヌーボー』の解禁日

ボジョレーヌーボーの解禁日は、11月の第三木曜日と決められていますので、

今年は【11月17日(木)】が解禁日となりますが、

今年は、ボジョレーヌーボーの価格が高騰しています。

そこで、ボジョレーヌーボーの価格が高騰した原因について調べてみました!

ボジョレーヌーボー値上げの原因とは?

ボジョレーヌーボーは、本来、無事にブドウを収穫できたお祝いとして飲まれるもので、

ボジョレー地区では、ワイナリーでグラス一杯売りをしていたり、

収穫祭のイベントで振る舞われたりしている庶民のワインです。

その年に収穫されたブドウで作るため、

ワインの出来栄えは、その年により変動がありますが

フランスでは、300円~1,000円ほどで販売されているワイン。

ではなぜ、お手頃価格のワインが、

日本では値上がりしているのでしょうか?

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輸送費の上昇

価格高騰1番の原因はコレだと考えられます!!!

2月末のロシアによるウクライナ侵攻により、

ロシアの領空を通る空輸のルートが制限され、

迂回ルートで空輸する必要が出てきてしまいました。

迂回ルートでの輸送は、価格を上昇させる以下の理由があります。

  • ルート制限で通常よりも減便されるため、航空運賃が上昇
  • 輸送のための飛行時間が延び燃料使用量が増える
  • 燃料スペース確保のため搭載量が減少してしまう

燃料については、使用量が増えるだけでなく、

原油価格の高騰もありますので、輸送費が上昇するのは当然でしょう。

ワインの輸送方法には、船便と空輸便がありますが、

船便だと、輸送料が安くなる代わりに時間がかかります

ボジョレーヌーボーを解禁日に間に合わせるためには、

輸送コストのかかる空輸便で送らなければならないため、

輸送コストを抑えるのは難しいでしょう…。

そもそも輸送には、輸送料のほかに関税や輸入者の手数料などもかかるため、

日本のボジョレーヌーボーは、フランスで購入するものと比べ

やや高級なワインになってしまうのは仕方ないようです…。

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商品価格の上昇

コロナの影響で、世界的に容器・包材など資材の需要が増加する一方、

生産の停滞により、供給難が発生しています。

そのため、原価が高くなり、生産量は減少…。

商品価格は高騰してしまいます…。

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急激な円安の影響

円安の影響で、輸入価格が高騰しており、

様々な商品が値上がりしていることは、皆さんご存じの通りです。

対ユーロでも円安なため、

フランスから輸入されるワインも価格が高騰しており、

ボジョレーヌーボーも例外ではありません…。

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販売各社の価格高騰対策とは?

年々、ボジョレーヌーボーの人気は下がっていて、

出荷量は、ピークの2004年から約3分の1に減少しましたが、

本国フランスを除くシェアでは、いまだ日本が46%(2021年)を占めています。

依然として最大の輸出市場となっている日本で

ボジョレーヌーボーを販売するにあたって、

販売各社がどのような対策をしているのか確認しましょう。

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サントリー

引用元:SUNTORY

ボジョレーヌーボーのブームを牽引したと言われているサントリーでは、

1996年から25年以上にわたってわたって

年に一度、ボージョレ・ヌーボーの解禁を楽しむ

という生活文化を伝承してきました。

  • 参考小売価格を昨年の1.3~2.2倍と大幅に引き上げ
  • アイテムを4種6SKUに集約して、製造効率を高める
  • 新商品ではガラス瓶より軽量なPETボトルを採用

サントリーは、日本で圧倒的№1ブランドの

「ジョルジュ・デュブッフ」を展開していますが、

今年の販売には不安もあるようです…。

例年の2,000円台から1,000円も値上がりすることになり

「3,000円以上という値段が本当に受け入れられるのか、われわれも非常に不安だった」

(サントリーのワインカンパニー・稲葉響子課長)

しかし消費者調査ではこの価格でも一定の需要があることが確認できたといい、

社内で議論を重ねて発売に踏み切った。

引用元:食品新聞

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サッポロビール

引用元:SAPPORO

  • タレントIKKOさんの「書」をモチーフにした商品など6種8SKUを発売
  • 2品については航空運賃の急激な上昇を極力回避するため船便で輸入する(発売は来年1月予定)
  • ヴィーガン対応ワインで付加価値を向上
  • サステナビリティ重視で、HVE認証(フランス農水省による環境価値重視認定)も取得

キリンビール

引用元:KIRIN

  • ラインアップは、新酒日本ワインを含め2種3SKUのみで、安定供給を最優先した
  • このうち2品については航空運賃の高騰を考慮し、PETボトルで発売
  • フルボトルの参考価格は、前年の2,120円から4,310円と約2倍に引き上げ
  • 過去30年間で最も高い値段
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2022年ボジョレー値上がりの原因についてのまとめ

2022年のボジョレーヌーボー値上がりの原因についてまとめます。

  • 2022年はボジョレーヌーボーが軒並み値上がり
  • その1番の原因は、ロシアによるウクライナ侵攻による輸送費の高騰
  • コロナの影響による資材不足で商品価格が上昇したことや、対ユーロの円安も価格高騰の原因
  • 販売各社は、アイテム数を少なくする・資材を変更する・輸送手段を船便に変更する等の対策を講じている

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日は、1年に1度のお祭りです。

2022年に造られたボジョレーヌーボーを解禁日に楽しむことは、

2022年11月17日にしかできない特別なこと

価格高騰は大きな問題ですし、価格高騰により、

ボジョレーヌーボーの販売を中止するお店もあるようですが、

ブドウが無事に収穫できたこと美味しいワインが飲めることに感謝し、

ボジョレーヌーボーの解禁日を楽しんでみてはいかがでしょうか(*^^*)

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